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#24 パニック障害になってよかったこと

 どうも、ミヤマレイです

 

 今回はパニック障害になってよかったことのお話です

 

 

 私がパニック障害になったのは、高校2年(2013年)の冬休みのことでした。その日は受験勉強をスタートさせようとして、朝から机に向かっていました。周囲と比べて少し早めの受験勉強のスタートでしたが、早いに越したことはないと意気揚々と勉強していました。午前中はまるまる勉強して、それからご飯食べて、再び勉強を始めました。

 

 私は元々机に向かうのが苦ではない人間だったので、長時間勉強してても問題なかったのですが、夕方頃になってある変化が起こりました。

 

 急に手に力が入らなくなりシャーペンで書くことができなくなってしまったのです。それに加え、背中がぞわっとして恐怖に包み込まれたような感覚に襲われました。そのときは何もできなくなってしまったので、とりあえず寝ることにしました。

 

 寝てしまえば治るかと思ったのですが、数日経っても治らず同じような日々をすごしていました。それは冬休みがあけても得体の知れない恐怖感は続きました。教室で授業を受けている間にも背中がぞわっとしたり恐怖に包みこまれているような感覚に襲われることもありました。でも、家のようにすぐに横たわれる環境がなかったので教室にいることが怖くなりました。

 

 次第に学校に行くことが怖くなり、玄関を開けることが怖くなり、布団から出るのすら怖くなりました。つまり不登校になったのです。

 

 ただ救いがあったとするなら、自分に多少の福祉の知識があったということです。自分に起きた現象は、心療内科などに行けば何かしらの解決が見出せるとわかっていました。親に相談し、できるだけ早めに心療内科を受診しました。

 

 結果はパニック障害でした。そのときはじめて聞いたものでしたが、名前が知れただけで安心することができました。名前がわかれば情報収集もしやすいし、他人に説明もしやすくなります。だからといってそれが簡単にできるわけじゃないけど、得体がしれないままよりはずっと良い。

 

 パニック障害だとわかってから、まず進路のことを考えました。パニック障害は治るものだといわれていますが、それがいつ治るかなんてわかりません。とにかく休養が必要です。今、受験勉強に徹するわけにもいきませんでした。たとえ受験がうまくいったとしてもそのあとにちゃんと通学できなきゃ意味はないし、うまくいかなかったときの精神ダメージははかりしれないものでした。なので、休養しながらでも大学の学習ができる環境というものが私には必要でした。

 

 結果として私は、通信制の大学という選択肢を選びました。私が選んだ学校は試験がなく、必要な書類を提出すれば入学できるものでした。それに普通の国公立の大学に比べて学費もかなり安く済み、経済的な負担もかなり軽減できます。私は、受験勉強をすることなく大学生になることができたのです。

 

 逃げていると思われてしまっても仕方がないとは思いますが、逃げることは決してわるいことではないと思っています。当時の私にはとにかく休養と進路に対する安心感が必要でした。これ以外の選択肢がそのときのベストだったと今でも思っています。

 

 その選択から数年経ちました。まだパニック障害の名残はありますが、ほぼほぼ治ってきたのではないのかなと思っています。とはいえ、完治とはいえないので私とパニック障害との付き合いはまだまだ続きそうです。

 

 ただ、パニック障害になって言えることはいいこともあったということ。結果論かもしれないけど全てが悪かったということではありませんでした。

 

 まずは、ちゃんと休養できるようになったということ。私は何かにハマっちゃうと、休むことを忘れてしまいます。しかし、パニック障害になってからはある程度疲れるようになりました。そんなときは、ちゃんと休むことにしています。身体が出している信号を意識するようになったのです。

 

 それに、感情にも素直になることができました。今までは感情は抑制してこそ大人だと思って生活していました。ですがそれは間違っていて、感情を押し殺していてはただ苦しいだけで何も生みません。笑いたいときに笑って、泣きたいときにには、泣けばいい。そうすることで生まれてきた不安や恐怖とも向かい合うことがある程度できるようになりました。もし感情が出すぎそうになったら、うまくコントロールしてあげればいいだけの話。

 

 私は今まで、感情に左右されることを恐れ、押し殺すことで自分を支配できた気になっていたんです。でもそれは間違っているんだよっていることを、パニック障害と向き合ううえで発見することができました。

 

 パニック障害って予兆もなく突然やってくるもんだから、訳もわからず自分を責めてしまうこともあるかもしれない。でも、安心してください。パニック障害って自分が弱いからなるってもんじゃないし、自分が悪いからなるもんじゃないんです。

 

 しっかり向き合えば、パニック障害なんて可愛いもんです。自分のなかでそいつが暴れそうになったら、ゆっくり深呼吸してください。それだけでそいつから距離を取ることができます。もしできるなら、横になってゆったりとしたヒーリング音楽を聞くと尚良しです。

 

 パニック障害と付き合っていくのは辛いことかもしれないけど、大丈夫です。全てが悲観的に見えてしまっていても、本当はそうじゃないことのほうが多い。安心して、今の自分を大切にしてください。

 

 きっとそのうちパニック障害と距離をとることができて、そのときにはより心が豊かになれるはずです。

 

 今の私はあのときの自分より、自分に優しくなれています。できないこともあるけれど、できることもたくさんある。随分、人間らしい人間になれたと思っています。とはいえ、ものすごく自信がなくなってどん底にいるような気分になるときもあります。そんなときは問答無用で布団にゴーです。

 

 無理をし過ぎない程度に、できることをコツコツとやればいいんです。

 

 私はパニック障害は完全な悪者ではなく、新たな発見をさせてくれるきっかけぐらいだと思って付き合っていこうと思っています。

 

 それでは、またこのブログでお会いしましょう!